今さらサマーソニック報告(8月11日土曜日。東京会場)

cafela2007-08-20

僕が今年の夏にした唯一の"夏らしいこと"がサマーソニックへの参戦。どんなに水分を取っても全部汗で出てしまう極限状態だったけど、やっぱ楽しかったよ。じゃ、とりあえず観たアーティストすべてについて簡単に書いてみよう・・・ちなみに、初日はずっとマリン・ステージに張り付いてました。

  • Editors

去年のサマソニでのパフォーマンスが良かったから期待してたんだけど、残念ながら炎天下で聞く音じゃない。ギターのリフは相変わらず高揚感たっぷりで気持ち良かったけど、途中から意識が朦朧として正直辛かったよ。でも、新作からの1stシングル「Smokers Outside The Hospital Doors」はライブの定番曲になりそうだと思った。後半のコーラスは、本国のライブだと大合唱になるんだろうな。

なんだかんだ言って盛り上がる観客に笑った。まぁ、ロッキンオン的フィルタを通さなきゃ、この人たちの技量は素直に受け入れられるはずだからねえ。Editorsでぶっ倒れて最初はアリーナの外れで観てたけど、さすがに「Ultra Soul」には大興奮して飛び上がってしまった。Hey!

一番楽しみにしてただけに、曲を知らない若い観客と、微妙にやりにくそうなジョンを見てちょっと複雑な気分だった。しかも、「Name」の時にはヴォーカル以外の音がPAからまったく出ないトラブルが発生。メンバーは頑張ってたけど、グタグタな印象は拭えず・・・でも「Iris」はちゃんと大声で歌ってきたよ。

この人の声は、典型的な芯のない白人声といった感じであまり好きではなかったんだけど、バンドもよかったし、本人のパフォーマンスも最高!それに38才とは思えない引き締まったお腹も凄かった。で、思い知ったのがヒット曲のパワー。だって、バック・メンバーがタンバリンでリズムを刻んだだけで、「あ、Sweet Escapeだ!」ってわかるんだから。

個人的に好きな曲はいっぱいあるものの、過去の取材で痛い目にあったこともあって、この人自身にはあまりいい印象がなかった。さらに、ある人からサマソニ直前に「アヴリルのライヴはねぇ...」なんて話を聞いていたもんだからなおさら。でも、今回はちゃんと力の入ったパフォーマンスだったと思う。まぁ、アヴちゃんはそもそもファンの女の子の前と取材相手の前で態度がまったく違う人みたいなんだけどね。。。1stからクリフ・マグネスのプロデュース曲を一切やらなかったのは残念だったけど、クソ暑い中で聞いても「I’m With You」はやっぱ名曲だったな。

グウェンと並んでこの日のベスト・アクト。TRAVISと迷いながらも、どちらかと言えばブラック・ミュージック派の僕としてはBEPを観ないわけにはいかない。PAの関係かファーギーの声がキンキンしてたのだけは気に入らなかったけど、ライブの進行、構成の上手さという点では過去に見たライブでも1,2を争うぐらい。でも、タテノリの曲になると急に元気になる周りの客に、「ああ、やっぱりこれはロック・フェスなんだな」と痛感。普段、ロックしか聴いてないヤツはライブの時に腰が入ってるかどうかでわかる!と思うのは僕だけですか?