今週の素敵な10曲

cafela2006-06-11

フジロック2日目、1日券売り切れだって? 今月のカードの締め日を待って買おうと思ってたのに。うーん、なんとかして入手せねば・・・。ま、気を取り直して、最近気に入っている新曲(フル音源を入手できたものだけ)をまとめてレビューしますか。フジロックとは全然関係ないアーティストばっかですが。


・Summertime Again / ROSCOE【HIP HOP】


今年のNO.1サマーアンセムは早くもこの曲に決定させて頂きました。ロスコーのニューアルバム『I LUV CALI』から、文句なしのウエッサイ・チューン。アルバム全体をプロデュースしているのは、チカーノ物でよく名前を見るFINGAZZ。ジャケは酷いが内容は素晴らしい。この曲でも彼のトークボックスがふんだんにフィーチャーされてます。うわぁ、こんな曲はiPodとか部屋とかで聴くもんじゃないね。車欲しくなってきたよ。


・Number One / PHARRELL feat. KANYE WEST【R&B/HIP HOP】


今年のサマーアンセム認定第2号。去年末からリリースが延びまくってる(一説では7月中にリリースとか)ネプチューンズ、ファレルのソロアルバムからの新曲。前回の曲「Angel」も良かったけど、この曲はさらに好き。ちょっと80’s&エレクトロっぽいヒンヤリとした音がめっさ気持ちよいです。これ、かなり流行るのでは? 12inchが出たら絶対に買おう。


・Promiscuous / NELLY FURTADO feat. TIMBALAND【R&B/HIP HOP】


ネリー・ファータドのニューアルバム『Loose』から、アメリカでの1stシングル(日本とUKは「Maneater」)。ティンバランドの音はそんなに好きではないんだけど、この曲にはかなりヤラれてる。中毒性が高くてしかもキャッチー。アルバムは手元にありながらまだ聴いてないけど、前作のシンガーソングライター的なイメージは捨てた方が良さそう。


・One More Chance / YUMMY BINGHAM【R&B】


モータウンからデビューしたヤミー・ビンガムなるR&Bシンガーの2ndシングル。12inchが出てます。ハッキリ言ってルックスは可愛くないけど、Shanieceの「I Love Your Smile」辺りにも通ずるこの曲のキュートさ&キャッチーさは相当なもの。自信を持ってオススメします。少なくとも日本では絶対に受けるよ。早くアルバムを出して欲しい。


・An Easier Love Affair / GEORGE MICHAEL【POPS】


まもなくイギリスでリリースされるジョージ・マイケルのニューシングル。前のアルバム『Patience』の流れを汲んだダンス・チューンで、ひんやりとしたシンセの音色が気持ちいい。さりげなくボコーダーも出てきます。『Amazing』ほどの名曲ではないけど、なかなかの出来だと思う。


・Pullin’ Me Back / CHINGY feat. TYREESE【HIP HOP】


チンギーの新作からの先行シングル。これまで、アルバムからの1stカットは必ずフロア向けの曲だったからあまり期待せずに聴き始めたんだけど、意外や意外、今回はタイリースをフィーチャーしたかなり強力なメロウ・チューンでした。しかも、サンプリングされているのがなんとSWVの「Rain」! こんな新しい(つっても97年だけど)曲を使うなんてビックリ。梅雨時を狙ったかのようなネタだね。クレジットはチェックできてないけど、ジャーメイン・デュプリと思われる声が入ってるからプロデュースは彼なんでしょう。12inchはいつ出るんだろう。


・The Chronicles Of A Bohemian Teenager Pt. 1 / Get Cape. Wear Cape. Fly【POPS】


やたら長いアーティスト名に長いタイトル・・・この「ゲット・ケイプ・ウェア・ケイプ・フライ」というのは、どうやらイギリスの男性1人ユニットらしい。サウンドはまさにインディ・ポップといった感じで、この曲はマイナー調のギター・アルペジオから始まり、途中で打ち込みのビートが入ってくる構成。で、これがメチャメチャ良い曲なんだ。大サビの♪パーラッパパパッ〜というコーラスが耳に残って何度も繰り返し聴いてしまう。この曲は今のところ限定リリースされたアナログのスプリット・シングルにしか入ってないみたいだけど、いまだに買えるところが見つからず。Atlanticと契約してメジャーデビューするらしいから、それに期待しよう。


・The Riddle(You & I) / FIVE FOR FIGHTING【POPS】


8月始めに出るファイヴ・フォー・ファイティングの新作からの先行曲。いかにも彼らしいピアノの弾き語りから始まるミディアム・チューンで、今回の曲も完璧。本当に非の打ち所がないパーフェクトなポップ・ソングなんですよ。胸キュンとはこういう曲のことだと思う。いや、某アンダーグラウンドにケンカ売ってるわけではないよ。


・Diamonds / LOS LONELY BOYS【ROCK】


去年のグラミー賞でも活躍したチカーノ3兄弟、ロス・ロンリー・ボーイズの新曲。7月に出るニューアルバムからのリード曲みたい。もちろん今回もカラッカラに乾いたアメリカン・ロックで、ギターの音色といい、メロディといい、本当に良い曲です。特にイントロから出てくるツイン・リード・ギターには一発でノックアウト。


・Valentine / THE DELAYS【ROCK】


最後は、4月に出たディレイズの2ndアルバム『I SEE COLORS』からの1stシングル。まるでニューオーダーみたいなエレクトロ・ロックで、女性的なハイトーンと美メロが生み出す高揚感が堪りません! 最初聞いた時は、「あれ、ディレイズってこんなバンドだったっけ?」と思って、デビューアルバムを聴き直したら、やっぱり別のバンドみたいだった。思わず7inchを買ってしまうほどのお気に入りなんだけど、あんまり話題になってないのかな。