ジョージ・マイケルの真実

cafela2006-01-14

渋谷での定期仕事の後、渋谷BEAMのレコファンをウロウロしていたら、ジョージ・マイケルドキュメンタリー映画のチラシを発見。そういや、BUNKAMURAの映画館でやってんだっけ・・・と思い出して、その足で観に行くことにした。


結論から言うと、観に行ってよかったと思える好作品。ただし、あまり親切な内容ではないので、ジョージ・マイケルの楽曲と経歴をある程度知っている人じゃないと、最後まで観るのはちょっと辛いかも知れない。隣のお姉ちゃん(おそらく20代)なんて、途中から凄くつまんなさそうにしてたな。


でも、個人的には、彼の歩みをキッチリと把握できたことだけでも収穫だったし、「思ってた以上にかなりナイーヴな人なんだな」とか、「(イラク戦争を批判した)Shoot The Dogって向こうではそんなにバッシングされたのか」とか、新たな発見も多かった。


大きな見所としては、
・かつての相方、アンドリュー・リッジリーの変貌ぶり、
(ギョロ目のラリー・カールトンか、20年後のマーク・パンサーか?といった風貌でかなりビックリ。
 痩せているのがせめてもの救い?)
・随所に挿入されるライブ映像
(特にフレディ追悼ライブの映像は、その時の彼の心境を知ると感動が倍増)
・・・といった辺り。


で、この映画を観て改めて感心したのが、彼の歌の素晴らしさ!この映画を機に、脳内の「好きなヴォーカリスト・ランキング」で一躍トップに躍り出たぐらい。声質も表現力も完璧で、これぞ本物のシンガーだと思う。彼の友人が「ジョージは世界最高のシンガーだわ」みたいなことを言うシーンがあるんだけど、まったく同感だ。


最後に1つ。チラシには、出演の欄に「ノエル・ギャラガー(オアシス)」なんて書いてあったけど、間違ってもオアシス・ファンは観に行っちゃダメです。(ま、観に行かないとは思うけど)ホントに一瞬しか出てこないし、激しくどうでもいいことしか言ってないからね。