Subjects / Judd and Maggie

cafela2005-10-29

日本ではまったく話題になっていないけど、これは掘り出し物だった。
メリーランド州バルティモア出身の兄妹デュオ、JUDD & MAGGIEのデビューアルバム。


まずアットホームなデザイン&色合いのジャケットが良い感じだけど、
出てくる音もこのイメージと重なる。
秋の空気に溶け込むアコースティックなポップ・ソングが12曲。


具体的なサウンド・スタイルに関しては、
サラ・マクラクラン辺りのシンガーソングライター物を思い浮かべてもらえばわかりやすいと思う。
JUDDが弾くアコースティック・ギターとピアノを中心に、
ごくごくシンプルなアレンジがメロディの良さを引き立てている。


そして何より素晴らしいのが全曲で聴くことができる2人のハーモニー。
単純に2声でハモっているだけなんだけど、
この心地よさには、なかなか出会えるもんじゃない。
荒んだ生活を送っている僕に「なんかあったかいなあ・・・」と聴き入らせるぐらいなんだから。


ただ1つ残念なのは、RCAから出ていることもあって、
コピーコントロールCDのマークがジャケット・デザインに直接書かれていること。
デジパックで紙の手触りも良いだけにね・・・。