Live In Buffalo July 4th 2004 / THE GOO GOO DOLLS

cafela2005-08-16

なんかヤバイくらいに仕事がヒマでダラダラと過ごす日々。
おかげで買ったきり長い間眠っていた
グーグー・ドールズのライブDVDを観ることができた。


これは『Live In Buffalo July 4th 2004』というタイトル通り、
去年の7月4日(つまりはアメリカの独立記念日)に、
彼らの地元、ニューヨーク州バッファローで行われたライブ。
もらい物のワインを片手にイヤホンでボリュームを全開にして楽しんでみた。


見始めてまず驚いたのは、ベース(&ヴォーカル)のRobby Takac。
写真などを見ても、あまりスリムな方ではないんだけど、
それでもかなり修正が入っていたことをこのDVDで初めて知った。


もうハッキリ言ってデ○。しかも赤いロン毛が顔全体にまとわりつく鬱陶しさ。
おまけにやたらとニコニコしている。
さらにこの日の天候はサイアクで、ライブが進むにつれて雨はどんどん強くなる。
赤いロン毛のデ○がずぶ濡れ&汗まみれになりながら、
終始笑顔でベースを弾いているわけですよ。冷静に見るとちょっと凄い絵面。
実際に彼らのライブを観たことがないもので、これはかなりの衝撃度だった。
まあ、ギター(&ヴォーカル)のJohnny Rzeznikを
さらに格好良く見せるための演出なのかも知れないけど(笑)。


ちなみに、ドラムのMike Malininは恐ろしいぐらいに地味。
ルックスも全く普通でまったくと言っていいほど目立たない。
ギターとキーボードのサポートが1人ずつ入る編成なんだけど、
JohnとRobbyの2人が正式メンバーで後はバックバンドみたいな印象だわ。


そして改めて実感したのは、彼らの曲作りの上手さ。
どの曲もキャッチーなのは当然としても、
そんなに凝った作りじゃないのにどこか品が良くて子供っぽくならないのが良い。
(まあ、これはセットリストがほぼ『A Boy Named Goo』以降の曲ばかりだからかな)。
あと、キャリアの長いアメリカン・バンドだけあって演奏も文句ナシ。
凄いルックスでヘンなアクションが多いRobbyもベースは上手い。さすが!


地元かつ独立記念日ということもあってか、客席も凄い盛り上がり。
意外なことにモッシュも大発生している。
ギターの音が出なくなったり、ライブが一時中断するほどの大雨にも関わらず、
客はほとんど帰る様子がない。
それどころか雨のおかげで会場の一体感が増していて、
ライブ映像としての臨場感をさらに盛り立てる。
特にラスト近くに歌われる「Iris」の大合唱は本当に感動的。


アクシデントがあるようなライブの方が「伝説」になりやすいんだろう。
僕もあの場にいてズブ濡れで大合唱したかった! そう思えるサイコーのライブDVD。