エロ大王の帰還

cafela2005-07-11

俺たちのロバートさんが帰ってきましたよ。


去年の2枚組アルバム『Happy People / U Saved Me』、
特に『Happy Peopple』の人気ぶりには、
「なんかなあ〜」と思うことが多かった。
周りには「今回初めてR.ケリーをいいと思った」なんて輩までいて、
「ああ、どうせアンタはR&Bなんて好きじゃないしね〜」
とついつい卑屈になったりして。


確かに「Happy People」はいい曲だし、
ラジオでもオンエアしやすかった。
実際、よくかかってたし、
(日本での)彼の知名度を上げるという意味では、
多いに貢献したと思う。
でも、アルバムはなあ・・・イイ曲は多いんだけど、あまりにもクリーンすぎて物足りなかった。


しかし、今回は違います。
『TP.3 RELOADED』というタイトルからわかる通り、
名作『12 Play』〜そして『TP2.COM』の流れを汲む作品。


先行シングル第1弾が「Sex In The Kitchen」って段階で、
予想、というか期待していたものの、
こんなの作っちゃって裁判は大丈夫なの?と心配になるぐらい、
エロくていかがわしいロバートさんワールドが全開になっております。


NIVEAとのデュエット「Touchin'」を筆頭に、
スロウは軒並みトロトロ&エロエロの素晴らしい曲ばかり。
あと、ウエッサイなスムース・チューンの「Happy Summertime」
SNOOP DOGGをフィーチャー!)が最強!
勝手に2005年の夏を代表するサマーアンセムに認定させて頂きましたが、
どうやらコレが次のシングルになりそうだとか。
R.KELLY流CRUNK & B>みたいな最新シングルの「Player's Only」より、
日本では断然コッチの方が受けそうだな。


そんなわけで多いに楽しんでいる今回のアルバムだけど、
ただ1点、とりとめのないアルバムの構成だけは頂けない。
『CHOCORATE FACTORY』なんて、構成も素晴らしかったのに・・・。
まあ、ルーツ・レゲエっぽい曲はいいとしても、
スロウ・ジャムの合間にエレファント・マンとのダンスホール曲を挟んで、
またスロウに戻るなんてのは、レゲエがニガテな俺にとってかなりキツイ。
いっそのこと、スロウだけを集めたCDRでも作ろうかね。


最後に、5部構成でストーリー仕立ての大作「Trapped In The Closet」について。
続きが気になって気になってしょうがなかったこの曲、
トラックとかメロディがどうこうより、歌詞の内容がポイントだから、
正直、英語が分からない限りはCDで聴いてもあまり面白くはない。
というわけで、歌詞の内容に忠実に作られたビデオ・クリップで楽しむのが正解。


なのに、DVD付きの日本盤が8月までリリースされないてのはどうゆうことよ?
歌詞はネットで拾えるとしても、対訳のないDVD付き輸入盤を買っちゃうか、
ガマンしてDVD付きの日本盤を待つか、コレは結構な悩み所じゃないかな。
なんでDVD付きの日本盤が1ヶ月も遅れるかなあ。
時間が足りなかったんだろうけど、もうちょっと頑張って欲しかったよ。