BRIAN McKNIGHT ”GEMINI”

cafela2005-02-26

いきなり愚痴からで申し訳ないけど、
SCISSOR SISTERSのライブに行けなくて、
かなりブチ切れ&傷心の週末。
レコード会社が力を入れる相当前から頑張ってプッシュしてたのに、
「チケットがソールド・アウトで」ってどういうことだよ。


大阪まで行こうかとも思ったけど、
なんか悔しいし、それ以前にお金もないし、泣く泣く諦めた。
業界人なんてもう絶対に信用しねえ。
今後、絶対に行きたいライブは自前でチケット買うことにします。
まあ、本来それがアタリマエなんだけど、
今回に関しては確約(めいたもの)があったので、
安心してたのがマズかった。


さて、そんなシザーズに出逢って驚喜してた去年初頭とうって変わって、
今年はまだ、「これは絶対に来る!」と断言できる衝撃的な新譜に出逢えてません。


もちろん、山のようにCD&レコードを買ってはいるんだけど、
どうもベテラン勢とか再発物ばかり。まあ、それも悪くはない。
そんな中でも「さすがだな」と唸ったのがこの人、ブライアン・マックナイトですよ。


延期に延期を重ねていた新作『ジェミナイ』は、
グラミーにノミネートされたこともあってか、
過去最高の全米チャート初登場4位をマーク。
シングルがポップチャートを駆け上がってくることはなさそうだけど、
「ひょっとして落ち目?」なんて心配はとりあえず回避されたみたいだ。
(チャートイン2週目の急落ぶりはとんでもないが・・・)


で、今回は、これまでで一番まとまりのいいアルバムかも知れない。
前作『U Turn』も統一感のあるいいアルバムだったけど、
シングルの「Shouda,Woulda,Coulda」があまりにも素晴らしすぎて、
通して聴いても他の曲はまったく印象に残らなかった。
しかし、今回は平均して良い曲が入っているので、
飛び抜けた曲はなくとも、アルバムとしては実によく出来ている。


あ、でも、アルバムからのセカンド・シングルになっている
盛り上げ系のバラード、「Everytime You Go Away」は名曲だな。
最初タイトルを見た時は、「ホール&オーツのカバー?」なんて思ったんだけど、
実際はブラマクのオリジナル。
ところが、途中で、「You Take A Piece of Me With You」なんてフレーズが出てくるもんだから、
思わずニヤリとしてしまった。
ギターソロもいい感じだし、この曲はヒットして欲しいな。


そして、バラードではもう1曲、本人曰く「ビージーズっぽい」らしい、
「Here With You」も耳に残る。確かに、ブルーアイド・ソウルなニュアンスがある曲かも。
あと、「GROWN MAN BUSINESS」というミディアムもなかなか気に入った。
ちなみに、この曲はプロデュースがジャストブレイズ。
ジョンBの最新作に引き続き、この人はR&Bでもいい仕事するね。


そんな感じで、今年はコンサヴァな音楽生活を過ごしていくんだろうか、
とちょっと不安になる今日この頃。
まあ、3月も近いし、そろそろ普通の音楽ファンに戻った方が幸せになれるのかもね・・・。