BACKSTREET’S BACK !!

cafela2004-10-15

10/1(金)バックストリート・ボーイズ@代々木体育館


ちょっと前に、ナチュラルが来日した時、
彼らが「今度のBACKSTREET BOYSの新曲は今までとはまったく違う。絶対にビックリするよ!」
なんて言っていたらしい。


知り合いのDJさんからそのことを聞いた僕は、
「まあ、ゆうてもバックスやん。そんなに違わないっしょ?」とか思ってたんだけど、
さすがに「My Beautiful Woman」には驚いたなあ。
ロック・・・なんだけど、絶対に「今」のロックじゃない。
なんとも形容しがたい微妙なサウンドだったから・・・・。


そんなバックスの3年ぶりの来日公演。
ちょうど死ぬほど忙しい時期だったし、今回は行くつもりはなかった。
でも、誘われたら断れませんて。仕事を抜けてムリヤリ観に行ってきたよ。


では、まず結論から言ってしまおう。
初めて彼らのライヴを観た人の中には、
「もの凄く良かった。観る価値があった」という声もあったけど、
正直な話、3年前のドーム・ツアーを観た人なら、今回はイマイチだったなあ、と思ったはず。


「The Call」で始まり、「Everybody」で終わるセットリストは、
「これでもか!」というぐらいに、ヒット曲のオンパレード。
でも、音響はかなり悪かったし、花火なんかはあったものの、
ステージの演出も、前回の豪華さと比較すればどうしてもショボく思えてしまう。
前回のドーム・ツアーの時はナゴヤ・ドームで観て、
「これがアメリカのエンターテイメントなのかっ!凄い!」とメチャメチャ衝撃を受けたんだけどなあ。
さらに致命的なことに、肝心のブライアンの声があまり出ていない・・・
5人のハーモニーもあまり良くなかった。残念。


ちなみに、今回披露された新曲は3曲。
音源で聴いた時に「え、どうなのこれ?」という印象だった「My Beautiful Woman」は、
ライヴで聴くとけっこうカッコイイ。
ほかには、「Poster Girl」という曲がけっこうよさげだったけど、
新曲はいずれもR&B色の薄い曲ばかり。
ブライアンが元気ないように見えたのもあって、
これからのバックスはAJとニックが引っ張って、ロックっぽい曲が多くなるのかなあ、
なんてボンヤリと考えながら観ていた。


さらに、既存の曲でも、「Shape of My Heart」がかなりロック色の強いアレンジだったり、
「As Long As You Love Me」がコード・チェンジのないギターリフに乗せて歌われたり、
なんとなく変化の兆しを感じられるライヴだったと思う。
そういや、ニックとAJがひたすらラップする「Shout」って曲もやったな。
これはかなり面白かったけどね。


ちなみに、今回、個人的に最も印象に残った曲は「I'll Never Break My Heart」。
単純にイチバンR&B色の強い曲だったから、イントロが始まった瞬間になんかホッとしたんだよね。
あと、バックバンドが曲のアウトロなんかで、
マイケル・ジャクソン「Don't Stop 'Till You Get Enough」、
ヒューマン・リーグ「Human」なんかのフレーズを演っていたのも楽しかったな。


まあ、今回の日本公演はリハーサル的な意味合いもあったんだろう。
とりあえず、来年リリース予定というニューアルバムが楽しみだ。
どんなサウンドだろうと、ヒット・ポテンシャルの高い曲を並べてくるのは間違いないだろうから。


最後に音楽に関係ないけど気になった2つのポイントを紹介しておこう。


 ・ニックは予想通りさらにデブっていた。坊主頭なので余計・・・


 ・AJは常に帽子をかぶったままで、1度しか帽子をとらなかった。
 (やはり気にしているのか?思ったよりは進行してないように見えたけど・・・)