Shall We Dance?

cafela2004-09-09

前作『Chocolate Factory』に入ってた
「Step In The Name of Love」は確かに良い曲だった。
特にリミックス・バージョンの方はホントに最高で、
僕も「やっぱすごいじゃん、ロバートさん!」と喜びましたよ。


でも、その路線で丸々1枚アルバムを作られてもなあ、
というのが、Disc1『Happy People』を聴いた偽らざる感想。
確かにキモチイイし、あの問題作『R.』みたいに曲を飛ばしたくはならないんだけど、
さすがにここまで似たような曲が続いちゃうとちょっと・・・
良いアルバムだとは思うけど、手放しでは喜べません。


もう1枚の「U Saved Me」の方は、
丸々ゴスペル・アルバムってことで、こちらも全編同じような印象。
するっと通して聴けちゃうけど、退屈さでは若干こっちの方が辛いかも知れない。
全曲「I Wish」クラスの名曲だったら、話は変わったかも知れないけど。


ちなみに、僕は決して、金太郎アメ状態のアーティストがキライではないです。
むしろ大歓迎。新しい音は聴きたいけど、それが斬新な音である必要はない。
例えば、キース・スウェットやブライアン・マックナイトに求めるのは、
(好きな人にはわかって頂けると思うけど)もうアレしかないわけです。アレ。


で、『12play』と『R.Kelly』の2枚が死ぬほど好きな僕にとって、
R.ケリーの「アレ」っていうのは、
「エロいヤツ」と「女々しいヤツ」の2本なんですよね。


ということで、R氏には、裁判を無事に切り抜けて頂いて、
もう1度、エロ&女々しい世界に帰ってきて欲しいと思うわけです。